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AQUA SOCIAL FES!!

AQUA SOCIAL FES!! Presents ~未来に残そう とちぎミヤコタナゴ保護プロジェクト~

世界中に関東だけ。ミヤコタナゴを絶滅から守ろう。

最終レポート

未来に残そう とちぎミヤコタナゴ保護プロジェクト~ミヤコタナゴを絶滅から守ろう。~

RESULT

【ミヤコタナゴを守ろう!】

【行政、地域住民らが力を合わせ保護活動】

天然記念物・ミヤコタナゴを絶滅の危機から救おうと、栃木県内では行政や、保護地のある地域住民らが、協力し保護活動を続けています。アクアソーシャルフェスは、昨年に引き続き、保護活動をバックアップしようと、大田原市佐良土の「なかがわ水遊園」を会場にアクションを起こしました。イベントには延べ200人が参加し、環境保護の大切さに理解を深めました。

【「ミヤコタナゴ」の珍しい生態を学ぶ】

尾びれからおなかにかけた鮮やかな朱色が愛らしいミヤコタナゴは、昔から「オシャラク(おしゃれした)ブナ」の愛称で親しまれてきました。以前は各地に数多く生息していましたが、今では県内の4ヵ所と千葉県の一部でしか確認されていません。希少種を未来へ残していくためには、その生態を知ることが大切。第1回プロジェクト(4月21日)は、なかがわ水遊園で座学を開催。153人が参加し、同園飼育係・高橋正人さん、栃木県水産試験場技師・綱川孝俊さんから講義を受けました。ミヤコタナゴの現状や特異な生態、「なぜ絶滅の危機にさらされてしまったのか」などについて知識を得ました。

【天敵・ザリガニ駆除 釣果は大漁459匹】

水遊園から西へ約10キロ。のどかな田園風景の続く大田原市滝岡は、数少ないミヤコタナゴの生息地の一つです。第2回プロジェクト(5月19日)は同所保護地で、〝天敵〟アメリカザリガニを駆除しました。親子連れなど約50人が、竹ざお、たこ糸、スルメイカの「3点セット」でザリガニ釣りに挑戦しました。両親と参加した村上暢崇くん(5)は「ザリガニ釣りは初めて。難しいけど面白い」と、お父さんとともに5,6匹釣り上げていました。活動開始から約1時間。昨年実績の2倍をはるかに上回る459匹が釣れ、参加者から歓声が沸き起こりました。

【絶滅危惧の原因は私たち人間にある】

「滝岡ミヤコタナゴ保護地」(3860平方メートル)は、県条例で指定された「自然環境保全地域」内にあり、地域14世帯で組織する「岡和久ミヤコタナゴ保存会」の皆さんが管理保全を請け負っています。この日も早朝から、下草刈りを済ませてくれました。参加した平山亮二会長は「活動を通じて、少しでもミヤコタナゴの存在を知ってもらえればうれしい。私たちも励みになります」など目尻を下げます。飼育係の高橋さんは、「さまざまな生き物の絶滅危惧の原因を作っているのは私たち人間。それを少しでも気付いてくれれば、絶滅せずに済むのでは」と話していました。

◆主 催 下野新聞社
◆共 催 栃木県なかがわ水遊園

世界中に関東だけ。ミヤコタナゴを絶滅から守ろう。

最終レポート

未来に残そう ミヤコタナゴ保護プロジェクト~世界中で関東だけ。ミヤコタナゴを絶滅から守ろう。~

RESULT

【ザリガニつり】

【「タナゴ」の特異な生態 生息地・大田原に学ぶ】

みなさんはミヤコタナゴをご存じですか。全長6㌢ほどのコイ科の淡水魚です。関東地方全域に生息する「ごく普通の魚」でしたが、河川改修などの環境変化により1970年代以降、絶滅の危機にさらされています。保護プロジェクト第1回の活動は3月25日、生息地の残る大田原市で開催。約50人が、「栃木県なかがわ水遊園」の飼育員や栃木県水産試験場の職員から特異な生態についての講義を受けました。講演後は水遊園と、普段は入ることのできない水産試験場を見学し、ミヤコタナゴや那珂川水系の水辺の生き物について理解を深めました。

【敵はアメリカザリガニ 昔ながらの手法で駆除】

ミヤコタナゴの減少は、外来種の侵入で生態系が激変したことにも起因しています。そこで第2回の活動は5月20日、同市滝岡の「ミヤコタナゴ保護地」で、外敵のアメリカザリガニの駆除を行いました。栃木県県北環境森林事務所職員による保護地の概要説明の後、竹ざおにスルメイカという昔ながらの手法で1匹1匹釣り上げました。73年から、同所を管理している「岡和久ミヤコタナゴ保存会」(会長・大島強さん)の方々も参加しました。

【素早い動きに悪戦苦闘 〝釣果〟は大漁202匹】

第2回の活動日は汗ばむほどの陽気。「今日はザリガニも活発に動くだろうから、〝大漁〟が期待できるよ」という保護会メンバーの言うとおり、全員で202匹を釣り上げました。全2回の活動に家族4人で参加した宇都宮市の菊池萌乃佳さん(7)は、「ミヤコタナゴは小さくてかわいい魚。でも、棲むところが減ってしまってかわいそう」と、妹の美沙乃さん(5)と夢中になってアメリカザリガニを退治していました。

【絶滅危惧種の現状学び 伝えることも大事な使命】

なかがわ水遊園に隣接する栃木県水産試験場技師の綱川孝俊さんは、第1回の講演会でミヤコタナゴを取り巻く環境変化や「なぜ絶滅危惧種になってしまったのか、これから私たちはどのように保護していくべきか」などについて解説。さらに「私たちが、こうして学び、後世に伝えていくことも大事な活動です」と訴えました。教員を志望している大学生・橋本卓哲さん(21)は、大学のサークル仲間と参加。「教師になったなら、必ず子どもたちに教えてやりたいです」と、意欲的でした。

◆主 催 下野新聞社
◆共 催 栃木県なかがわ水遊園
◆後 援 栃木県、栃木県教育委員会、 大田原市、大田原市教育委員会