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AQUA SOCIAL FES!!

AQUA SOCIAL FES!! Presents ~多々良沼クリーンプロジェクト~

白鳥の寝床をキレイにしよう

最終レポート

多々良沼クリーンプロジェクト~白鳥の寝床をキレイにしよう~

RESULT

【水生植物の宝庫だった過去の姿に】

多々良沼周辺はハクチョウの越冬地として知られ、かつては水生植物の宝庫でした。ところが、高度経済成長期頃から生活排水やゴミの放置などによって、水質が急速に悪化してしまいました。そこで、アクアソーシャルフェスは一昨年から水質浄化プロジェクトや清掃活動に取り組んでいます。3年目の今年は、船上からのゴミ拾い、沿岸でのゴミ拾いなど2回に及ぶ活動を実施。延べ240名の方が参加しました。

【船の上から多々良沼のゴミ拾い】

第1回(7月13日)は、多々良沼の湖面と沼北岸で清掃活動を行いました。ボートを漕いで沼上からのゴミの回収では、ほとんどの参加者は初体験だったため、慣れるのに一苦労。なんとか対岸近くまでボートで漕ぎつけたグループは、たくさんのゴミを見つけ、心地よい疲労感に包まれたようです。一方の沼沼北岸では、ガバ沼まで歩きながらゴミ拾いを行いました。「多々良沼自然公園を愛する会」のメンバーが、途中、随所で多々良沼の豊かな自然について解説してくれました。

【大量のゴミを片っ端からキレイにする】

第2回(11月9日)は、沼東岸にあるボランティアセンターから南側にかけての沿岸のゴミ拾いを実施しました。こちらは、風向きの影響に加え、以前は雑木林が広がり整備されてから日が浅いエリアだったためか、カンやビン、ビニールに始まってタイヤや廃材にいたるまで、大量のゴミが散乱していました。参加者が手にするゴミ袋は瞬く間に一杯になるほどです。あいにく、途中から小雨の降る悪天候でしたが、参加者らは寒さを吹き飛ばす勢いで、ゴミ拾いに熱中。自分たちの力で沿岸をきれいにする活動にやりがいを感じていたようです。結果、約1.4tのゴミを回収できました。

【キレイな多々良沼は、一人一人の地道な活動次第】

今回のプロジェクトを通じ、多々良沼の清掃活動に対する充実感を感じながらも、水生植物の宝庫と言われる沼へのゴミの大量投棄がなぜ行われるのか、という問題点を多くの参加者が共有できたようです。いま、多々良沼には、毎年、ハクチョウが訪れます。もっともっとキレイな多々良沼にして、ハクチョウが末永く訪れることのできる環境にしていく必要があるはずです。そんな多々良沼を実現するためには、一人ひとりの小さな活動と、沼を汚さないという決意にかかっています。

◆主催:上毛新聞社
◆共催:多々良沼・城沼自然再生協議会
◆協力:日向漁業協同組合(第1回)、多々良沼自然公園を愛する会

白鳥の寝床をキレイにしよう

最終レポート

多々良沼クリーンプロジェクト~白鳥の寝床をキレイにしよう~

RESULT

【多々良沼の水辺で自然の素晴らしさを知ろう】

【かつての姿を取り戻すために】

ハクチョウの越冬地として知られる多々良沼周辺は、水生植物の宝庫としても古くから注目されていました。しかし近年、生活排水やゴミの放置などから水質は悪化。そこで、昨年は炭素繊維装置付きの竹いかだを多々良沼西側のガバ沼に設置する水質浄化プロジェクトを実施し、水質改善に取り組みました。2年目の今年は、清掃活動や、自然に親しむプログラムを展開、2回に及ぶ活動が行われ、延べ270名の方が参加しました。

【多々良沼をキレイにしよう!】

第1回(4月7日)は、多々良沼護岸の〝ゴミ拾い〟をしました。普段は入ることのできない沼の中を清掃。約150名に及ぶ参加者は、ハイキング気分でゴミ探しに熱中。心地よい汗をかきながら、終了後は充実感でいっぱいでした。

【ヨシ刈りを中心に4つのプログラム】

第2回(11月9日)のプログラムは、水質浄化の役割を担うヨシの刈り取りを中心に、ヨシ細工教室やザリガニ釣り、自然観察という4つのプログラムを楽しむ内容。約120名の方が参加しました。「ヨシ刈り」では、講師から「水質浄化にかかせないヨシだが、刈ることで枯れたヨシの堆積を防ぎ、新芽の成長を助ける効果がある」との説明を受け、「ヨシ刈り」の意義を知りました。ヨシ細工教室では、ヨシの積極的な活用が生態系の循環を促し、沼の浄化に役立つことを実感。自然観察やザリガニ釣りでは、多々良沼周辺の貴重な生物・植物を自分の目で感じ取りました。

【ハクチョウが似合うキレイな多々良沼を】

今回のプロジェクトを通じ、身近な存在である多々良沼が、水生植物や生物の宝庫だということを多くの参加者が実感できました。ゴミであふれ、水質の悪化も激しかった多々良沼ですが、地道な清掃活動によって水質改善につながることを身をもって体験できました。真っ白くキレイなハクチョウには、キレイな多々良沼がよく似合います。自然に対する慈しみを体感し楽しみながらゴミ拾いやヨシ刈りすることの満足感は、とびっきり。多々良沼再生は一人一人の小さな活動にかかっています。

◆主 催:上毛新聞社
◆共 催:多々良沼・城沼自然再生協議会
◆協 力:クリーンハイク多々良沼実行委員会(第1回)、多々良沼自然公園を愛する会(第2回)

白鳥の寝床をキレイにしよう

最終レポート

多々良沼周辺自然再生プロジェクト~白鳥の寝床をキレイにしよう。~

RESULT

【沼をキレイにするイカダ作り!!】

【白鳥の飛来に適した多々良沼再生への思い】

冬になると白鳥が飛来することで知られる多々良沼ですが、昨今ではヘドロの増加による水質悪化、外来魚の増加など多くの問題を抱えています。いつまでも白鳥が快適に過ごせる沼であるために、水質をキレイにする方法を考えてみようと、多々良沼周辺自然再生プロジェクトがスタートしました。

【炭素繊維付きのいかだづくりに70人が参加】

群馬工業高等専門学校の小島昭特命教授の指導の下、水質浄化作用のある炭素繊維を設置したいかだを多々良沼西側ガバ沼に沈めることによって、水質改善を図る試みです。まず、5月27日、約70人が集まって、10基の炭素繊維装置付き竹いかだを作り、専門スタッフがガバ沼に設置します。合わせて、沼の水質検査を行うと、予想以上に汚れていることが分かりました。参加者たちは、いかだに「沼がキレイになりますように!」との思いを込めたメッセージを書き込んだ旗を付け、満足感でいっぱい。

【自分たちが「水質をキレイにできた」と実感】

6月24日には、多々良沼周辺の自然観察ウォーキングを実施。60人ほどの参加者は多種多様な植物や生き物を発見して、「豊かな自然を守っていきたい」という気持ちを改めて強く抱きました。そして9月9日、竹いかだづくりを行った人を中心に、約70人が集まり、水質検査や炭素繊維装置の観察を実施。「自分たちが設置した炭素繊維装置付きいかだによって、水質がキレイになったのはうれしい」、「炭素繊維いかだは、生き物の巣になっていることが分かった」等々、参加者は炭素繊維の水質浄化力を実感できたようです。

【生き物の宝庫、多々良沼周辺 自然再生の可能性を広げたい】

今回のプロジェクトを通じ、炭素繊維装置付きいかだの設置によって、水質を大幅に浄化させることができると分かりました。なんと当初は2㌢しかなかった透明度は15㌢にアップしたのです。炭素繊維は、ちぎれたりしている箇所もありましたが、リンや窒素の凝集作用のある鉄の板を入れた装置も組み込んでいたため、窒素や透明度も大幅に改善しました。白鳥はじめ生き物たちの楽園である、キレイな多々良沼を取り戻したいという思い。その一手段である、炭と鉄の力を利用するプロジェクトを通じ、水質改善の可能性を多くの人たちが発見できました。多々良沼再生への挑戦は始まったばかりです。

◆主 催 上毛新聞社
◆共 催 多々良沼・城沼自然再生協議会
◆協 力 群馬県東部県民局館林土木事務所