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AQUA SOCIAL FES!!

AQUA SOCIAL FES!! Presents ~佐潟生物多様性保全再生プロジェクト~

湧水の砂丘湖、佐潟を浄化しよう。

最終レポート

佐潟生物多様性保全再生プロジェクト~美しい佐潟を未来に残そう~

RESULT

【湿地でクルージング】

【白鳥の湖沼・佐潟は地域の生活に密着】

佐潟(新潟市西区赤塚)は、日本最大の砂丘湖。オニバスやミズアオイなど貴重な水生植物や水鳥が多く見られます。冬には約3000羽の白鳥が飛来することでも知られ、保全すべき湿地としてラムサール条約にも登録されています。また、地域の人たちにとっては、水源や漁業の場など生活に密着しており、地元団体による保全活動が行われています。

【今も漁に使われている潟舟で水生植物を観察】

この佐潟を会場に「佐潟生物多様性保全再生プロジェクト」が6月から計3回開催されました。初回は6月9日。41人の参加者は佐潟の生態系や希少植物についてⅤTRで学んだ後、潟舟に乗って自然観察。コイやウナギの漁に使われている潟舟ですが、潟周辺で稲作が行われていた頃は稲の運搬にも使っていたそうです。水田が今はヨシ原に変わり、水鳥たちの格好のすみかになっているのです。

【ドロ上げをすることで魚がすみやすい湖沼に】

9月22日開催の2回目は、潟のドロ上げとヨシ刈りを実施しました。昔は泳げるほどきれいだったという佐潟には、ヨシやマコモなどの植物遺骸がヘドロとして積もり、水を濁らせています。かつてはヘドロを水田の肥料にしていましたが、今は堆積する一方。放置すると腐って水質を悪化させ、魚がすみにくい環境をつくる原因となります。参加した40代男性は「思ったより重労働でしたが、遊べて面白かった」と、久しぶりにどろんこ遊び感覚で楽しめた様子。35人の共同作業により、きれいな水路に戻りました。刈ったヨシは堆肥化し、地元農家さんが使ってくださるそうです。

【人と自然が共生する循環型コミュニティーは学ぶことがたくさん】

10月8日開催の3回目は、佐潟の恵み、ヒシの実を取って試食。幅広い年代の42人が参加しました。ヒシは湖底に根を張りドロの養分を吸って育つため、ヒシを取ることは水をきれいにすることにもなります。ドロやヒシを取って潟をきれいにする。すると魚がすみやすくなる。その魚を潟舟で捕って命をいただく。美しい佐潟を未来に残すことは、地域の皆さんの生活を守ることにつながることがわかります。佐潟を中心にした地域の循環型コミュニティーとしての在り方は、これからの時代の生き方のヒントにもなりそうです。

◆主 催 新潟日報社
◆協 力 コミュニティ佐潟 赤塚漁業協同組合・佐潟漁業 佐潟村・佐潟と歩む赤塚の会