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AQUA SOCIAL FES!!

AQUA SOCIAL FES!! Presents ~川端里山水辺ツアー~

名水、針江の生水が湧く水の郷を守ろう。

最終レポート

川端里山水辺ツアー~名水、針江の生水が湧く水の郷を守ろう。~

RESULT

【琵琶湖の水草清掃作戦!】

【湧水は「生きた水」・「生かされている水」】

比良山系に染み込んだ雨水が長い年月の後に再び湧き出す地が高島市新旭針江です。ここでは湧き水を「生水」と呼んでいます。集落の民家には「川端」と呼ばれる湧き出し口があり、今でも住民たちは、その水を毎日の生活に利用しています。この美しい水の郷が保たれているのも、日頃から地域の人々が環境を守る努力を続けているからこそです。

【貴重な水環境をいつまでも残してゆきたい。】

針江の人々の環境保全活動のお手伝いをしたい。そんな思いから「川端里山水辺ツアー」のプロジェクトはスタート。計3回の活動で約150人が参加しました。大雨と季節外れの寒さに見舞われた第1回(4月22日)と、炎天下の第2回(7月29日)には針江大川に繁茂する外来種の藻刈りを行いました。第3回(9月16日)は、秋晴れの下でビオトープを整備しました。

【美しい湧き水に育まれた針江の生活文化】

毎回、活動前に参加者に体験してもらったのが、今も地域の生活を支える「川端」の見学。絶えることなく湧き出す「生水」を口に含み、参加者たちは「おいしい」「甘いね」と表情をほころばせました。針江では水が流れてゆく先にも、気配りを忘れません。暖かくなると集落の下流、針江大川が琵琶湖に注ぐ辺りには、オオフサモという藻が茂り、流れを妨げます。小船に分乗した参加者は、鎌や熊手で次々と藻を引き上げました。気がつけば船上には満載の藻の山が…。「これらは発酵すると肥料になります。無駄にはしません」と地元の方。

【生き物たちに優しい環境は、人々の生活にも優しい環境です。】

琵琶湖の水を利用する人々のために、琵琶湖に流れ込む水をきれいにしようと整備されたのがビオトープ「みずすまし水田」です。最近の調査で、カスミサンショウウオ、スジシマドジョウ、スナヤツメなどの希少種が針江で繁殖を続けていることがわかってきました。私たちは小動物たちが産卵し生育できるよう、木製の魚道や橋づくり、草刈りを手伝いました。活動の結果、針江には美しい水が滞ることなく流れ、多様な魚が遡ってくるようになったそうです。ここでは来春、新しい命が誕生することでしょう。針江生水の郷委員会・美濃部会長の「貴重な生き物を救う活動をしたことを誇りに思ってください」という言葉が印象的でした。

◆主 催 京都新聞社、針江生水の郷委員会