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AQUA SOCIAL FES!!

AQUA SOCIAL FES!! Presents ~柏島『海の中の森づくりプロジェクト』~

柏島の海に森!?を作ろう。

最終レポート

柏島「海の中の森づくり」プロジェクト~柏島に海底の森!?をつくろう。~

RESULT

【海の生きもの 子育て支援】

【柏島の豊かな海を守るため 間伐材で「海の森」づくり】

高知県の西南端・柏島の周辺海域は、造礁サンゴが広がり1、000種を超える魚種が生息する、日本でも有数の「豊かな海」です。そんな柏島周辺では近年、藻場の減少により水棲生物が減少し、漁業に大きな打撃を与える「磯焼け」とよばれる現象が深刻化しています。豊かな海を取り戻すため、NPO法人黒潮実感センターが中心となって、約12年前から間伐材を使った人工の藻場を作る取り組みを展開しています。それが「海の中の森づくり」プロジェクトです。今回は柏島・黒潮実感センターを拠点に、1回目を3月10日に、2回目を4月14・15の両日にわたってアオリイカの産卵床設置プロジェクトを実施しました。初回はフィールドワークや海底観察で柏島の現状を学び、2回目に産卵床となる間伐材を伐採、搬出し、地元漁協やダイバーさんの協力のもと、海底に人工の産卵床を設置しました。

【海底観察や間伐体験で山川海の繋がり実感】

講師は黒潮実感センターの神田センター長ら地元大月町の方々。1回目のプログラムの参加者は、スタッフの説明を熱心に聞きながら、柏島周辺のフィールドワークや海底観察を実施しました。美しい風景を眺めつつも、見た目と異なる柏島海域の現状を聞くと「こんなにキレイなのに信じられない」と驚きの様子。2回目のプログラム・間伐体験の際に神田センター長は、「間伐の役割は、山だけでなく海にとっても重要なこと」と山・川・海の繋がりを説明。適切な間伐を行い、すくすく木が育つ環境になれば、健康な土壌となり、豊富な養分が川を伝わって海に流れる、といった循環の仕組みを知った参加者からは、「普段は意識したことがなかったが、自然がつながっていることを実感しました」と話していました。

【約20基の産卵床を設置 無事産卵、孵化を確認】

9月30日に予定していた3回目プログラムは台風接近の為中止しましたが、1回目、2回目活動で、約20基の産卵床を海中に沈め、アオリイカが卵を産めるように設置。約1~2カ月後には鈴なりになったイカの卵が! 7月にはかわいい稚イカたちがすいすいと泳いでいました。3回目プログラムに参加予定だった方には、報告を兼ねてそのレポートを送らせてもらいました。「人が海から豊かな恵みを享受するだけでなく、人も海を耕し、育みながら守る。柏島の豊かな海を、みんなで守っていきたいですね」と神田センター長。自然のつながりを理解し、守り育てていく心を、私たち県民は未来に向かってつなげていきたいものです。

◆主 催 NPO法人 黒潮実感センター
◆共 催 高知新聞社